しゃべりーなサイ

ひとり旅の話、昔のこと、最近のこと、たまに勉強の話もひとりごと。ああ諸行無常。

英語の勉強のしかたゆるエッセイ(2)【長スパン系】

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英語を伸ばしたい大人たちと子どもたちへ

このブログは、これから英会話の上達を狙っている人、お子さんの英語教育に関心の
ある親御さんに向けて書いています。
参考にしていただければ幸いです。


「こう生きてたら英語得意になった」

シリーズ第1回は、英語を初めて話した日の話でした(こちら ↓ )。

 

www.chuueigo.com

 

 

 

英語の第一歩はローマ字を習ったことだった

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今回はシリーズ第2回。

英語に接近の話です。


小学4年の夏休み。


近所に大手企業地方工場の社宅があった。

そこに都会からひとりの同級生が引っ越してきた。
品があって裕福な家庭の子だ。
いなか者の私には少なくともそう見えた。


私は生まれも育ちも地方の郡部。
穏やかな海が広がり、釣りや泳ぎには最高の環境だ。

ということは勉強をする間などない。
遊びに忙しい小学生時代を送っていた。
夏休みも釣り泳ぎ草野球で日が暮れ、子どもたちはみんな真っ赤に日焼けしていた。


家庭教師がやって来た

社宅の同級生の母親が、ある夜うちにやって来た。


「2学期になると学校でローマ字を習います。夏休みの間に家庭教師を雇って先取り勉強をしておきましょう」と言うのだ。


家が近くて子ども会も同じ。
引っ越して来たばかりの彼らには、もっとも声をかけやすい相手だったのだと思う。


私の家は、経済的には当時の平均よりちょっと下に位置した家庭だった。

両親は毎日ボロボロになるまで働いて、子どもは朝から晩までクタクタになるまで外で遊んだ。
夏休みの期間に勉強をするなんて思いもつかないワイルドな環境だ。

ましてや家庭教師なんてテレビドラマの「フィクション」の世界だ。

 

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親どうしの話し合い(ただのおしゃべり)と家庭教師との間で何が取り交わされたのか、「しゃべりーな家は月謝を払わなくていい」ことになった。


つまりいい意味の大人の事情の恩恵を受けたのだった。

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スタディサプリEnglish

英語ことはじめ

そうやって勉強初日がやってきた。

社宅の2階で座卓に向かって家庭教師を待つ。
スラリとしたさわやかなお兄さんが現れた。
近くの大学生だった。

ノートを開いてaiueoから始めたら、なんだかお兄さんから甘い香りが匂ってくる。
海風に乗って、その甘い香りが、日焼けしたというより焦げついた僕らの真っ赤な顔面をやさしく撫でてくるのだ。


「なめる?」

家庭教師のお兄さんが取り出したのはフルーツのアメちゃんだった。
それをほおばりながら僕らは勉強した。


平成、令和の今ほど暑くはない昭和の夏。
エアコンなどもちろんない。窓は開けっぱなし。
海の風が砂浜を抜けて届く。


クマゼミとキジバトの鳴き声と、アメちゃんの甘い香りに包まれて僕の英語の第一歩は始まった。

 

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