コロナ自粛警察の正体!人はなぜ正義という名の嫌がらせをするのか
人はなぜ、コロナ渦中という誰もが大変なときに、人を責めたりするのでしょうか。
とくに「自粛警察」「自粛ポリス」と呼ばれる行為です。
この記事は、人がコロナ感染拡大のような ショックな出来事 に直面したときの心の動きを簡潔にまとめています。
この時期に人を責める理由を理解して、自分のメンタルや社会の反応を 客観的に見る力 を備えましょう。
心の エネルギーの消耗を防ぐ のに役立ちます。
ショックに直面したときの人の心の動き
誰もが大変なときなのに、自分の怒りを人にぶつける。
中でも「自粛警察」「自粛ポリス」と呼ばれる行為です。
コロナ感染で実質的に損害を受けている人に対しても、「正義」という名のもとに目にあまる嫌がらせが行われています。
以下、参考にしたのは 精神科医・樺沢紫苑先生 のYouTubeチャンネル「樺チャンネル」です。
心の変化・4つの段階
人はショックな出来事に直面したとき、心理の変化には「道すじ」があると言われています。
次の5つの段階を経て心は変化していくのです。
「グリーフサイクル」と呼ばれます。
- パニック状態
- 否認
- 怒り
- 落ち込み
- 受容
5月20日現在、感染者数は日本では減る傾向が見られます。
ただこのまま理想的に終息するとも限りません。
第2の波の可能性も消えていません。
そこで メンタルを損ねない ためにも、これから起こりうる人の心理の道すじを知っておいて、状況を俯瞰できる準備をしておきましょう!!
パニック状態と否認
樺チャンネルでは、精神科医・樺沢先生が末期がんの患者にがんを告げたときの心の変化を例にあげ、コロナ自粛警察を説明しています。
1.の「パニック状態」
コロナ感染の場合は遠く海外で始まったことですから、日本では直接的なパニック状態は見られなかったように思われます。
武漢の医療現場では初期から 相当なパニック状態 でした。
2.の「否認」
初期のテレビのコメンテイターの意見によく表れていました。
つまり「どうせインフルエンザ程度の症状でしょ」「中国だけの話でしょ」とこれから起こりうる恐怖から目をそらす風潮でした。
認めたくないという 否認 ですね。
怒りの段階
3.の「怒り」
「自粛警察」が起きているのは、今が5段階の3つめ「怒り」のフェーズにあるからです。
人の心理の動き方を知っているだけで、メンタルへの影響はだいぶ違ってきます。
冷静に 社会や群衆の動きを見る ことができます。
自分の心の動きも 俯瞰 しやすくなりますね。
周囲の理不尽な行動に、「自分も理不尽に怒る」という エネルギーの消耗連鎖 は少なくとも避けることができます。
知識がない場合、ガス抜きもできずに放置した状態で爆発したのが「怒り」の「自粛警察」なのです。
落ち込み(抑うつ)
4.の「落ち込み(抑うつ)」
「怒り」の次の段階が「落ち込み」つまり「抑うつ」の状態です。
発散しないと 自殺行為 も起こりうると言われます。
コロナ感染のようなショックな出来事に直面したときの人の心理の道すじです。
自分にも周囲にも注意を払って、最悪の状況は避けたいものです。
受容
5.の「受容」
「怒り」から「落ち込み(抑うつ)」を経て、最終段階に入ります。
時間とともに経験と淘汰が起こり、冷静になります。
冷静になれば、状況を受け入れる「受容」にいたるわけですでね。
受容のフェーズにいたれば、感謝 の気持ちも生まれます。
コロナ渦に巻き込まれた私たちすべての人が「感謝」まで到達できれば素敵ですね。
以上、参考にしたのはYouTube「樺チャンネル」でした。
まとめ
同じイライラするにしても、心の道すじに 冷静に目を向ける知恵 があればどれだけ楽でしょうか。
目の前で起こっている現象を、知恵を持って 俯瞰 できれば、最悪の事態が起こる確率は下がります。
人の怒りも冷静に理解できるようになるかもしれません。
いつも客観視する知恵を持ってこの試練を乗り越えたいですね。
本日は当ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
1日も早くコロナ渦が終息しますように。